韓国語の学習を続けていると、「自分の実力が今どれくらいなのか試したい」「留学や就職のために資格が欲しい」と考えるようになりますよね。そんなときの大きな目標となるのが「TOPIK(韓国語能力試験)」です。

TOPIKは世界中で実施されている最も権威のある韓国語の試験です。しかし、やみくもに勉強してもなかなか点数は伸びません。自分のレベルに合った正しい対策をすることが、合格への一番の近道です。

この記事では、TOPIKの概要と、レベル別の効果的な勉強法について詳しく解説します!

TOPIKとは? IとIIの違い

TOPIKは、試験が「TOPIK I」と「TOPIK II」の2種類に分かれています。

まずは自分の目標に合わせて、どちらを受験するか決めるところからスタートです。

【TOPIK I:初級】合格のための勉強法 (1級・2級)

TOPIK Iは、韓国語学習の基礎が問われる試験です。「ハングルが読める」から「簡単な日常会話が理解できる」レベルを目指します。

ポイント1:基本単語と文法を徹底的に覚える

TOPIK Iの範囲は決まっています。まずは、初級用の単語帳を1冊完璧に覚えること。そして、「~です(-예요/이에요)」「~します(-아요/어요)」「~しました(-았/었어요)」といった、基本的な文法(時制や助詞)をしっかり理解し、使えるようにすることが最優先です。

ポイント2:短い会話やアナウンスに慣れる

聞き取り問題は、比較的ゆっくりとしたスピードで、日常の簡単な挨拶や短い会話が中心です。問題集の付属CDや音声を繰り返し聞き、「いつ」「どこで」「誰が」「何をしたか」という基本的な情報をキャッチする練習をしましょう。

【TOPIK II:中~上級】合格のための勉強法 (3級~6級)

TOPIK IIは、求められる語彙力や読解力が一気に上がります。特に3級と6級では天と地ほどの差があり、レベルが上がるにつれて社会的なテーマや専門的な内容が増えていきます。

ポイント1:語彙力こそがカギ!

中級以上の単語帳を使い、類義語(似た意味の言葉)や対義語(反対の意味の言葉)、慣用句などもセットで覚えていきましょう。ニュースや新聞記事など、少し硬い文章に触れて、社会的なテーマの語彙を増やすことも非常に効果的です。

ポイント2:長文読解のスピードアップ

読解は時間との戦いです。まずは問題を先に読み、「何を聞かれているか」を把握してから本文を読む練習をしましょう。すべての単語がわからなくても、前後の文脈から意味を推測する力(速読力)を鍛えることが重要です。

ポイント3:最大の壁「쓰기(作文)」を攻略する

多くの受験者が苦戦するのが作文(ライティング)です。TOPIK IIの作文には「型」があります。過去問を分析し、「序論・本論・結論」の構成や、グラフを説明する際の決まった言い回しなどを覚え、その型に当てはめて書く練習を繰り返しましょう。これは独学が難しいため、学校や先生に添削してもらうのが一番の近道です。

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