K-POPアイドルのSNS(XやInstagram)の投稿、Vlogの字幕、友達とのカカオトーク…韓国語のリアルなコミュニケーションを見ていると、「ㅋㅋ」「ㅇㅇ」「JMT」といった謎の暗号のような文字によく出会いませんか?
これらは、韓国の若者たちが日常的に使う「ネットスラング(新造語)」や「略語」です。教科書には載っていませんが、これを知っていると、韓国語のリアルなニュアンスがより深く理解でき、コミュニケーションがぐっと楽しくなります。
今回は、特に使用頻度の高い定番のSNSスラングをご紹介します!
1. 笑いを表す「ㅋㅋ」と「ㅎㅎ」
ㅋㅋ [クク]
(笑)/ (w)
最もよく使われる表現です。子音の「ㅋ(キウク)」だけを書いたもので、日本語の「(笑)」や「w」と全く同じ意味です。「ㅋ」の数が多いほど、爆笑しているニュアンスになります。(例:아 진짜?? ㅋㅋㅋㅋㅋ / ア チンチャ??ククククク / え、マジ??wwwww)
ㅎㅎ [フフ]
(フフ / (笑))
こちらも笑いを表しますが、「ㅋ」よりも少し控えめな笑いや、照れ笑い、穏やかな笑いを表す時に使われます。目上の人に「ㅋ」は使いにくいため、代わりに「ㅎㅎ」を使う人も多いです。
2. 返事で使う「ㅇㅇ」と「ㄴㄴ」
ㅇㅇ [ウンウン]
(うんうん / OK)
「응(ウン / うん)」という肯定の返事の、子音「ㅇ」だけを取ったものです。友達同士の気軽なチャットで「OK」「了解」という意味で非常に多く使われます。
ㄴㄴ [ノノ]
(いやいや / NoNo)
こちらは「아니(アニ / いや、違う)」を意味する「NoNo」の略語と言われています。「ㅇㅇ」の反対で、否定や「違うよ」と伝える時に使われます。
3. 感謝と謝罪「ㄱㅅ」と「ㅈㅅ」
ㄱㅅ [カムサ]
(感謝 / ありがと)
「감사(カムサ / 感謝)」の子音「ㄱ」と「ㅅ」だけを取った略語です。友達に「ありがと!」と軽く伝える時に使います。
ㅈㅅ [チェソン]
(すまん / ごめん)
「죄송(チェソン / 謝罪)」の子音「ㅈ」と「ㅅ」だけを取った略語。「ごめん!」「サーセン」くらいの軽い謝罪で使われます。もちろん、本当に謝るべき時は「죄송합니다」を使いましょう!
4. 英語由来のスラング
TMI [ティーエムアイ]
(Too Much Information / どうでもいい情報)
「聞いてもないのに、どうでもいい情報を話しすぎ」という意味。Vlogなどで「今日のTMIですが、朝ごはんはパンでした」のように、ちょっとした小ネタを話すときの枕詞としてよく使われます。
JMT (존맛탱) [ジョンマッテン]
(超うまい)
「존나 맛있다(チョンナ マシッタ / クソうまい)」という言葉の略語で、若者言葉で「最高に美味しい!」を意味します。「존맛(ジョンマッ)」だけでも使われます。「탱(テン)」は意味を強調する語尾です。
注意点
これらのスラングや略語は、あくまで親しい友人同士やネット上で使う言葉です。目上の人や公の場で使うと失礼にあたるので、TPOをわきまえることが大切です。
スラングのリアルなニュアンスや、
使うべきでない場面も知っておくのが大事!
