韓国を旅行して驚くことの一つが、その圧倒的な「配達(ペダル)文化」です。チキンやピザはもちろん、アメリカーノ1杯、コンビニのお菓子、果ては刺身まで、アプリ一つで24時間どこにでも届きます。韓国人が自らを「配達の民族(ペダレ ミンジョク)」と呼ぶのもうなずけます。

住所がなくても届く?「漢江デリバリー」の衝撃

最も象徴的なのが、漢江(ハンガン)公園でのデリバリーです。広い公園の芝生の上でピクニックをしていても、近くにある「配達ゾーン(ペダルゾーン)」を指定すれば、バイク便のライダーが正確にそこまで料理を届けてくれます。

注文時に「〇〇公園 配達ゾーン2番」のように指定し、到着の電話が来たら受け取りに行きます。春や秋には、川沿いで「チメク(チキン+ビール)」を楽しむ人々で溢れかえります。これは日本ではなかなか体験できない、韓国ならではのアウトドア・ダイニングです。

主要アプリと「非対面」の流行

韓国で使われる主要なアプリは「配達の民族(ペダレ ミンジョク)」や「ヨギヨ(YoGiYo)」、そして「Coupang Eats(クーパンイッツ)」です。
コロナ禍を経て定着したのが、「非対面受け取り」です。配達員と顔を合わせず、ドアの前に置いてもらうスタイルが主流になりました。

注文時の必須フレーズ

アプリの「要請事項(リクエスト)」欄によく使われるフレーズがあります。

문 앞에 놔 주세요. [ムン アペ ナ ジュセヨ]

벨 누르지 말아 주세요. [ペル ヌルジ マラ ジュセヨ]

일회용 수저 안 주셔도 돼요. [イレヨン スジョ アン ジュショド ドェヨ]

また、韓国の出前で面白いのが「サービス(서비스)」です。大量に注文したり、レビューを書く約束をすると、コーラやチーズボールなどが無料でついてくることがあります。この「情(ジョン)」の文化もデリバリーの醍醐味です。

「韓国の電話番号がないとアプリが使えない…」そんな時どうする?
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