「韓国人は初対面でもすぐに年齢を聞く」という話、聞いたことはありませんか?日本人にとっては少し失礼に感じるかもしれませんが、これには韓国の「上下関係」を重んじる文化が深く関係しています。
韓国では、相手の年齢を知ることで、自分が「チョンデッマル(丁寧語)」を使うべきか、「パンマル(タメ口)」を使ってもよいかが決まるため、年齢確認は失礼ではなく、むしろ円滑なコミュニケーションのための「礼儀」とされています。(※2023年に法律が変わり、公的には「満年齢」に統一されましたが、日常ではまだ昔ながらの数え方が根強く残っています。)
そして、その年齢関係をベースにした独特の「呼び方」が、「オッパ」や「ヒョン」なのです。
独特の家族呼称(呼び方)
韓国では、親しい間柄になると、名前ではなく「お兄さん」「お姉さん」といった家族の呼び方で呼ぶのが一般的です。ただし、自分の性別によって、相手の呼び方が変わるのが最大の特徴です。
| 呼ぶ相手 | 自分が「女性」の場合 | 自分が「男性」の場合 |
|---|---|---|
| 年上の男性 | 오빠 (オッパ) | 형 (ヒョン) |
| 年上の女性 | 언니 (オンニ) | 누나 (ヌナ) |
1. 女性が呼ぶ場合
- 오빠 (オッパ):実の兄だけでなく、親しい年上の男性(先輩、彼氏など)を呼びます。K-POP女性ファンが男性アイドルを呼ぶのもこれです。
- 언니 (オンニ):実の姉だけでなく、親しい年上の女性(先輩など)を呼びます。新大久保のコスメショップで店員さんをこう呼ぶと喜ばれることも。
2. 男性が呼ぶ場合
- 형 (ヒョン):実の兄だけでなく、親しい年上の男性(先輩など)を呼びます。非常に親密な間柄を表します。
- 누나 (ヌナ):実の姉だけでなく、親しい年上の女性(先輩など)を呼びます。
これらの呼び方は、単なる呼称以上に「あなたを家族のように親しく思っています」という愛情や敬意のニュアンスを含んでいます。逆に、親しくなっても「〇〇さん(씨/ッシ)」と呼び続けると、少し距離を置かれているように感じさせてしまうこともあります。
こうした文化を知ることで、ドラマで彼氏を「オッパ!」と呼ぶシーンの親密さや、男性同士が「ヒョン!」と呼び合う絆の深さが、よりリアルに感じられるようになりますね。
「オッパ」と「ヒョン」の使い分け、ドラマの世界だけじゃないんです。
韓国のリアルな人間関係や文化を、レッスンで学んでみませんか?
